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これからはフィリピン不動産投資が熱い!? 絶好の買いのチャンスが訪れる?

by eiga

フィリピン不動産の状況が目に見えて悪化

マニラ経済新聞とよばれる、マニラのビジネス&カルチャーニュースを配信するインターネットの情報配信サービスがあります。

先日のマニラ新聞に「マニラのコンドミニアム2016年は大量供給 賃料は値下がり傾向に」という記事が掲載されていました。

記事の一部を引用すると

不動産コンサル会社コリアーズの2016年2月リポートによれば2015年の新規完成のコンドミニアム供給は、マカティビジネスエリアでは1000戸、BGCでは2779戸だった。2016年は、マカティビジネスエリアでは約4倍となる4148戸、BGCでは約2.5倍の7028戸の供給が予測されている。

投資用に勧められてコンドミニアムを購入した日本人からは、「賃貸で高利での運用ができる、売っても買った金額の倍近くで売れるという触れ込みだったが、2年近く空室のままで売ろうにも買った価格以下でしか処分できない。状況の好転を待つしかない」という声が聞かれる。

私が過去の記事で書いた「物件の過剰供給」「上昇しない物件価値」「貸し出せない賃貸状況」などが現実を帯びて顕著に数字で現れてきました。

どのような状況でも物件を購入する投資家は必ずいる

海外不動産物件の物件を取り扱う業者は沢山ありますが、その中でもフィリピン不動産物件を取扱う業者は数は多く存在しています。

理由は比較的簡単にディベロッパーと代理店契約する事ができる事、販売できる物件が多い事(供給過多ですから)、それにディベロッパーからの販売手数料が多い事、などが挙げられます。

フィリピン不動産物件を取り扱う業者が多いという事は、それだけ各地でセミナーや勉強会が開かれます。 

フィリピンの不動産マーケットが下火で危険な状態でも、世の中にはセミナーに足を運んで、フィリピン不動産に投資する人達が沢山います。

信じられませんが、現地に足を運んで自分で調べれば直ぐに分かるような事もしないで、業者の説明を完全に鵜呑みにする人達が存在するのです。

しかも、業者の手数料が上乗せされた高額な金額で。

最近、発見したのですが、実はこのような人達は投資家の大半を占めていて、私の様に調べられる事は自分で調べて、自分の意見や考え方を第一に優先する投資家は意外と少ないのだと気付きました。

今年から数年に渡り本格的に日本人投資家の損切りが始まる

フィリピン不動産を購入している多くの日本人は中間層です。 ローンを組んで購入しているケースも多く、今後、賃貸する事が出来ず、転売する事も出来ない状況が続けば、本格的な損切りが始まると予想しています。

現時点でもテナント付けも転売も難しい状態なのに、現状を知らずに購入する日本人投資家が一向に減らないので、今から数年に掛けて更にフィリピン不動産のマーケット状態は更に悪化するでしょう。

記事のタイトル「これからはフィリピン不動産投資が熱い!? 絶好の買いのチャンスが訪れる?」というのは、今後、日本人が手放す損切り物件を購入していけば、物件を安く手に入れられるという意味です。

投資家は、今後状況が悪化すれば、半額くらいの価格で手放す人達も出てくるかもしれません。 そのような物件を購入して10年単位で物件を保有をすれば、フィリピン不動産の投資も面白くなります。